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現在の警察に治安能力はあるのか?

最近話題になっているニュース、「力士急死事件」
ついに逮捕者が出た。

相撲協会の責任を問う声も多い。
もちろん、協会は責任を問われるべきだと思うが、同様に責任を問われるべきは警察だ。
当初、警察は病死と判断し、事件として扱わなかった。
しかし、被害者の父親が遺体の状況を見て不審に思い、行政解剖を申し出て、「事件」となった。
もし、父親が不審に思わなければ、病死のままで処理され、逮捕者が出ることもなかった。
警察の言い訳の一つに、「検死官が足りない」ことが挙げられている。
しかし、「変死体」を最も多く見ている警察が病死と判断し、素人の遺族が不審に思ったということは、検死官というレベルの問題ではない。
少し前の秋田県の連続児童殺人事件でも、不審点が多いにも関わらず、警察が事故として処理したため第2の殺人事件が発生した。
それだけではない、「ミートホープ」による食肉偽装事件では、内部告発者が警察にも訴えたが相手にされなかった。
しかし、この告発者は最後にマスコミに訴えた為、ようやく事件となり、経営者は最終的に詐欺容疑で逮捕された。

これでおわかりかと思うが、現在の警察に治安能力はないということである。
事件を病死・事故と結論づけ、内部告発者も相手にしない。
「お役所仕事」という言葉があるが、警察は「お役所仕事」にも満たない。
とにかく事件を増やしたくないだけである。
なるべく仕事を減らしたいのであろう。

霊感商法について言えば、詐欺罪は親告罪ではないので、被害届がなくとも警察は捜査をすることができる。
明らかに霊感商法とわかれば、捜査に着手してもおかしくない。
しかし、本人の被害届がない限り捜査を行うことはほとんどないと言っても良い。
霊感商法の被害者は、ほとんどの場合、被害者意識がないので、マスコミが取り上げなければ事件となることは少ない。
ましてマスコミが霊感商法の教祖に「お墨付き」を与えた場合は、被害は増えるし、警察は動かないということになる。
そうなると、その教祖は、テレビで堂々と霊感商法を行うこともある。
テレビを見ている視聴者は素人ではあるが、「おかしい」と不審に思っている人が多くいる場合は、警察は既に捜査に着手していなければならない。
今の警察には、「力士急死事件」を見る限り、そのような能力は全く期待できない。
だからこそ、警察は今回の事件で、責任を取る必要がある。
愛知県警犬山署の関係者は処分されるべきだ。
でなければ、同様の事件が頻発することになる。
社会においては「悪・即・斬」は当然といえる。
「悪」を探し出すのも警察の仕事である。
「悪・即・斬」を実行できない警察は「悪」としか判断できない。


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